クリの堅果はいわゆるイガに包まれている。堅果の渋皮にはタンニンが含まれているが、種子の内部には含まれていないので、そのままで食べることができる。果実全体としては、厳重な防御装置をもっているものの、種子に関してはどうぞ食べて下さいと言わんばかりである。食べる部分は子葉であり、双葉の部分に大量のデンプンなどの栄養分が貯蔵されている。コナラやクヌギなどのドングリはタンニンの含有量が高く、人間が食べるためには高度な加工技術を必要とする。簡単に食べることができ、しかも大きくておいしいクリの種子は、古代から重要な食物であったに違いない。
栗の話再びです。 こういうの見ると秋だなぁって感じます。

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